こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。より利便性を高めるために、お家の外でも電気を使用することが出来るように、屋外にコンセントを設置したいと考えるケースがあります。この場合には、屋内とは違い屋外だからこそ気を付けておくべき注意点がいくつかあります。そこで今回は屋外にコンセント設置を行う場合の注意点について解説していきます。

屋外コンセントの設置時における注意点
■雨や直射日光が当たりにくい場所に検討する
屋外にコンセントを設置したい場合には、そのコンセント口に直接雨や太陽光が当たらないような工夫を行う事が重要です。日当たりの視点から言えば、南向き・西向きの壁設置よりも、北向き・東向き・または隣家のある壁側への設置の方が、比較的日光を遮りやすく、コンセントへの悪影響を及ぼさない箇所といえるでしょう。また、雨水についてはいずれの方角に設置しようとも侵入の危険性がありますので、コンセントカバーを活用するようにしましょう。上記の写真のように、上からコンセント部分を覆い隠すようなカバー設置を行う事で、雨水侵入を防ぐ事ができるようになります。
■地面から30~50㎝以上離した場所への設置
また、地面により近い低い場所へのコンセント設置はあまりオススメしません。というのも、雨水などが地面から跳ね返ってしまいコンセントを濡らしてしまうリスクが存在するからです。ある程度地面から高さを確保し、30~50cm程度上の場所に設置を検討していきましょう。
■延長コード利用を視野に入れない場所への設置
屋外でコンセント設置を行う場合には、ある程度使用用途を明確にした上で必要な箇所に設置するようにしましょう。屋外コンセントから延長コードを使用しなければ、本来使いたい場所で電力使用が出来ないともなると、延長コード自体の防水性能まで問われる事になります。
■水がかかりやすい場所の周辺は避ける
また、明らかに水がかかりやすい場所へのコンセント設置は未然に避けておきましょう。いくら防水使用にしていたり、コンセントカバーを付けていると言えど、頻繁に水の使用がある花壇周辺やプール・洗車場所などにより近しい場所では、コンセントが濡れてしまうリスクが高まります。
■草の生える周辺は避ける
雑草や植物類などのある程度背丈が成長するような環境周辺に設置することも控えておいた方がベター。良く伸びた植物がコンセントの穴に進入してしまう事で感電や火災リスクが高まってしまいます。事前にそういったリスクを避けておきましょう。
■防水性の高いコンセント設置を検討
屋外に設置するコンセントは、予め防水性の高い製品を中心に検討していきましょう。通常のコンセントに比べ防水性能が高いコンセントであれば、湿気の多い時期や万が一少量の水が浸入してしまった場合でも、故障せず使用できるケースがあります。用途に合わせて製品選びを行っていくことが重要です。
定期的な点検を欠かさない
いずれにせよ、屋外にコンセントの設置を行う場合には、定期的な点検を忘れないようにしましょう。屋内に比べて屋外コンセントはより故障のリスクが高い場所です。万が一の故障を一早く発見するためにも、月に1回程度はしっかりと目で見て確認をしておくと安心ですね。
まとめ
今回は屋外コンセントの電気工事における注意点について解説してきました。屋外にコンセントがあることで庭での家電類使用に幅が広がり利便性が向上する一方で、屋内よりも様々な視点から安全確保のための注意を行っておくことが重要です。上記の点を考慮して、安全な場所へのコンセント設置を検討していきましょう。