こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。お家の欠かせない家電のひとつ『冷蔵庫』。四季を問わずどの家庭でもなくてはならず、重宝している家電であることでしょう。そんな冷蔵庫ですが、他の一般的な家電に比べて使用電力が大きいということをご存じですか?冷蔵庫を使用するためにはコンセントからの電気供給が欠かせません。そこで今回は、そんな冷蔵庫に着目して、コンセントの電気工事における注意点について解説していきます。

冷蔵庫のコンセント工事について
■基本的に住宅を作る段階で埋め込まれて計画される
冷蔵庫用のコンセントは、その住宅を作る段階で配線計画に組み込まれていることが多い場所です。キッチン周りに存在し、ある程度冷蔵庫はここに置くであろうとされる場所周辺の壁側に取り付けておかれることが多いでしょう。
■床下から170㎝程度が一般的な高さ
配線計画を行う際、冷蔵庫用のコンセントの場合では床下から170cm程度高い場所に設置することが多いです。その理由は主に以下の通りです。
◇漏電防止のため:キッチンという水を使う場所だからこそ、低い位置では万が一の際の漏電の危険性が高まるとされるため、予め高所での設置が一般的です。
◇火災防止のため:繰り返し抜き差しをする機会の少ないコンセントでは、案外ホコリが溜まってしまいやすい箇所ともいえます。冷蔵庫は一度使い始めたら中々コンセントを抜く機会が少ないものになりますので、床下付近ではなく、ホコリが溜まりにくい、天井近くの上にコンセントを設置しているのです。人の目線により近い位置ですので、ホコリが溜まっている事象にもいち早く気が付くことが出来、早めの掃除を行う事ができるでしょう。
◇コンセントの抜けを発見しやすい:人の目線よりも少し高い位置にすることで、何らかの際に冷蔵庫のコンセントが抜けてしまった場合にも、その異常を一早く発見することが出来るでしょう。
■冷蔵庫の場合は出来るだけ延長コード使用はNG
冷蔵庫のコンセントを接続する場合は、出来るだけ延長コードを使用せずに設置を検討しましょう。延長コードを使用する場合には、より漏電や火災リスクが上昇します。また、冷蔵庫の出力電気が大きいため、延長コードのキャパよりも多くなってしまった場合には火災に繋がる可能性もあります。延長コードを使用しなければ冷蔵庫のコンセントを接続することが出来ない場合には、冷蔵庫のメーカーに対して延長コードの使用有無を確認するか、コンセントの移設を検討しましょう。
■安全な使用のためにアース付コンセントにしよう
より多くの電力を使用する冷蔵庫だからこそ、安全な使用の継続のためにアース付コンセントを使用しましょう。アース線を接続しておくことで、余剰電力を逃がしてくれるようになり、漏電の際にも電気の逃げ道になってくれます。また、予期せぬ落雷などで電気が過剰に流れた場合にも、アース線があれば自然に余剰電気を逃がすことが出来るため冷蔵庫の故障に繋がります。
■冷蔵庫コンセントの安易な抜き差しは控えて!
一度設置した冷蔵庫のコンセントは、出来るだけ抜き差しをすることは控えましょう。何らかの理由で抜く必要があった場合にはすぐに差し直すのではなく、10分以上経ったのちに接続するようにしましょう。また、引っ越し先で再度その冷蔵庫を使用する場合にはより注意が必要です。トラックでの運搬時に、冷蔵庫の中にあるオイルが波打ってしまう為、これらが通常通りの平行に戻るまでの時間として、安定した場所においてから2時間程度たってからのコンセント接続を行いましょう。冷蔵庫に無理なストレスをかけず、故障リスクを下げられます。
まとめ
今回は冷蔵庫のコンセント電気工事における注意点について解説してきました。出力電力の高い冷蔵庫だからこそ、より安全に使い続けることが出来るコンセントの検討は特に重要です。事前に様々な視点からトラブルを想定して、後悔のないコンセント設置を行いましょう。