こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。お家を新築で建てようと計画している方は、室内・室外の至るところの細部にまで注意を広げ様々な視点からよりよい住宅設計をしたいと思っていることでしょう。そんな方にぜひ知っておいてほしい点の一つに『コンセントの設置高さ』という点があります。日々使うコンセントの位置、しっかりと考えながら設計していくことって結構大切なんですよ?そこで今回は、利便性を考えたそれぞれの用途別のコンセントの高さについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

用途別コンセントのオススメ高さについて
■エアコンコンセント:天井もしくは天井から20~30cm
室内に設置するエアコンは、基本的に天井により近い場所に設置するものです。だからこそ、エアコン用のコンセントは天井に付けてしまうか、天井から見て20~30cm下あたりの箇所にコンセントを設置しましょう。使用電力の大きな家電です。アース線が取り付けられるコンセントにしておく方が長期間安心して使用することが出来るでしょう。
■冷蔵庫コンセント:床下から180~200cm
冷蔵庫についても、一般的な家族用の冷蔵庫を基準として考えていきましょう。背が高い家電でありますので、コンセントの位置も必然的に高い位置に設置しておくと安心です。コードの長さが足りずに延長コードを使用しなければならないといった使用方法を控えるためにも、床下から180~200cm程度離した高い位置にコンセントを設置しましょう。
■洗濯機コンセント:床下から100~110cm
洗面所に多く設置される洗濯機。これも、予め必要な高さを狙ってコンセントを設置しておくといいでしょう。一般的に床下から100~110cm程度の高さであれば最適であると考えられます。この高さであれば、洗濯機のコンセントをそのまま接続することが出来るようになります。アース線も同様に接続できるタイプのコンセントを選ぶようにしましょう。
■電子レンジコンセント:カップボードから10~20cm
電子レンジについては、キッチン周辺、特にカップボードと言われる場所に乗せて使用するケースが多いでしょう。使用電力の高い家電ですので、電子レンジ用としてコンセントを設置しておいた方が安心です。添え付けのカップボードであればそのカップボードから10~20cm程度の高さにアース線対応のコンセントを設置するようにしましょう。カップボードを後付けされる場合には、予め最適な高さを考慮して計画していきます。
■机や書斎用コンセント:床下から70~90cm
机や書斎においても家電を利用するシーンは多くあります。デスク上でコンセントを不自由なく利用することが出来るように、床下から70~90cm程度の箇所にコンセントを作っておくとオススメです。様々な機器の配線が混在したこ足配線になりやすい箇所ともいえます。予め多くなりそうな場合には複数コンセントを設置しておくといいでしょう。
■一般的なコンセント:床下から25cm
一般的なコンセントについては、床下から25cm程度を目安にしましょう。床すれすれですと、ホコリやゴミがコンセント内に入りこんでしまい故障の原因となったり、抜き差しのタイミングで使用しづらいという事象が発生します。ある程度床から離したこの高さが一番なじみのある高さになります。
■その他用途に合わせた適切な高さを検討
その他、特別に用途を持たせたコンセントを設置する場合にも事前の計画が重要です。自身の生活スタイルを思い返しながら、どこにどの高さでコンセントがあることで利便性が上がるのかを計画していきましょう。
まとめ
今回は室内コンセントにおけるオススメの高さについて解説してきました。用途や目的に合わせて最適な高さにコンセントを作っておくことは、不要な延長コードの利用をする必要もなくなり、見栄えも漏電の危険性も防ぐ事に繋がります。ぜひご活用ください!