こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。毎日何気なく利用している照明スイッチ。これらには、使い勝手のよい高さ・位置というものが本当は存在するという点をご存じでしょうか?今住んでいるお家のスイッチの高さには理にかなった理由があります。これから新築でお家を建てる方や、新しく照明スイッチを増設したいと考えている方は是非、理想的なスイッチの高さや位置について考える機会に繋げてください。

理想的なスイッチの高さについて
■床から110~120cmが一般的な高さ
まずは、照明スイッチの理想的な高さについてお伝えしていきます。高さに関しては、床から天井に向かって、110~120㎝程度の位置が一般的な場所として指定されています。これは、成人の身長を考慮した上で一番使い勝手がいいであろう高さがこの場所に当たるとされていることから、照明スイッチの高さに細かな指定がない場合や、建売住宅を作る場合などに一般的に基準とされているものになります。
■高齢者向けの場合には90~100cmにするなど工夫を
上記の一般的な高さを大前提として、その空間で生活をする人が高齢者の方が多いなど特徴がある場合には、スイッチの位置を多少床に近く、90~100㎝程度の位置で設置させるケースもあります。高齢施設や介護施設などにおいて、腰の曲がった方が自身でスイッチの入り切りを行いやすいようにするために考えられている高さになります。
理想的なスイッチの設置場所について
■前方方向を向いて右側に設置するケースが多い
次に、スイッチの理想的な設置場所についてお伝えしていきます。設置場所については、その間取りによっても異なりますが、主に活動を行う際に前方を向いた状態で右側の壁に設置させるケースが多いです。もちろん、進行方向によって右左は変わってきますが、扉を開けて入ったときの右手側、玄関を開けて入室したときの右側といったように、右利きの人が多いという観点から、右側に設置されているケースが多いです。
■四隅に付けるのではなく、10~20cm離した箇所に設置
照明スイッチを設置する場合には、壁と壁の際部分や、扉を開けた壁のすぐの部分に付けるというわけでなく、際部分から10~20㎝程度離した箇所に設置することが多いです。際にスイッチを取り付けてしまうと多少利便性の面で欠けてしまうという点があるため、少し離した箇所に設置されることが多いでしょう。
■階段などの手すりを伴う場合には反対の壁に付ける
また、階段などの手すりを設置している箇所については、その手すりとは反対の壁に位置する部分にスイッチを設置するケースが多いです。スイッチを押しながら手すりを握ることが出来るように工夫をされているのです。
まとめ
今回は照明スイッチの理想的な設置高さと位置について解説してきました。この高さ・位置には、生活を行っていく上での利便性を考えた上での場所であることを認識した上で、ここから実際に使用していく住人たちに寄り添った位置で電気工事を計画していくといいでしょう。