こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。お家で使用する家電製品の安全を守る上でかかせないアース線。専用の端子をコンセント上に工事しておくことでアース線の取付を行うことが出来ますが、その使用しているアース線が万が一故障してしまっているとしたら、一体どのような症状が発生するのでしょうか?素人目でも故障を確認することが出来るのでしょうか?今回はそんな疑問について解消していきます。

アース線の故障が疑われるとき
■アース部分を触ると静電気のようなものが走るとき
アース線の故障が疑われる場合には、そのアース線の部分を手で触ったときに、静電気のような微量な電気を感じることがあります。この場合、そのコンセントまわり・アース線まわりに滞っている電流が放出できないことで生じているケースが考えられます。アース線が正常に動作している場合には、滞っている電流は速やかに地面にながれていく仕組みとなりますので、静電気などを感じる場合には故障を疑いましょう。
■あきらかに断線しているとき
みるからにアース線の部分が破損・断線している場合には故障してしまっている状態になります。粗悪な扱いをしてしまっていたり、経年劣化によって脆くなっていたり、時にはネズミなどの害虫による仕業で断線や劣化が加速してしまいます。断線している状態を放置すると滞っている電流の処理ができなくなってしまいますので、速やかに対処を行いましょう。
■アース線を取り込む端子側がつぶれているとき
アース線を取り付ける端子側の故障が考えられるケースもあります。端子側がつぶれてしまっていたり、ゴミなどの異物が混入してしまった場合にはアース線を正常に取り付けることが出来ません。早急に修理を検討しましょう。
アース線故障の際に電気工事業者が
行うこと
■故障が疑われている箇所にアースチェッカーを使用する
アース線の故障が疑われる状態では、電気工事業者による修理・確認が必要になります。見てわかるほど明らかな故障でない場合には、アースチェッカーと呼ばれる機械を使用して確認していきます。アース線やコンセントにあるアース端子に差し込み、ライトの点灯の有無によって動作確認を行います。正常に動作していることが確認されればそれで安心ですし、ここで故障を発見することが出来れば、疑わしい箇所のアース線・アース端子の修理を進めていくことが出来るでしょう。
■プロの業者に速やかに依頼しよう
こうした、アース線の故障については電気工事業者による修理が必要です。素人が直すということが出来ない箇所でもありますので、速やかに相談を行いましょう。電気を使用する工事になりますので、安全性の視点から、電気工事士という資格を持っている業者に依頼をするように心がけることが重要です。
まとめ
今回はアース線の故障が疑われるときにはどんなケースがあるのかと、電気工事業者が行う確認方法について解説してきました。アース線が見るからに故障している場合には相談もしやすいですが、中々疑わしい状態では相談する勇気が持てないケースもあります。ですが、アース線の故障を放置するということは、その家電や生活を行っている人たちへの安全性が欠けてしまうことにも繋がりますので、早急に電気工事業者へ相談を行いましょう。故障の切り分け方について、より具体的に案内してくれるケースもあります。ぜひ参考にしてみてください。