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ブレーカー工事には資格が必要?理由について

こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。建物内で使用する様々な電気類をまとめている部分のブレーカー。これが万が一故障してしまったり、新しく機器を設置したい場合に増設したいと考えている場合には、電気工事業者への相談を行うケースが一般的です。そんな時には、依頼先の電気工事業者にはなにか特別な資格が必要なのでしょうか?もし資格が不要で簡単な交換作業で済むのであれば自分たちで行ってしまいたいと思われる方も多い事でしょう。今回はそんな疑問を解消していきます。

電気工事業者によるブレーカー工事

ブレーカー工事に必要な資格とは

*電気工事士の資格が必須

まず、結論から伝えますと、ブレーカー工事には電気工事士という資格を持っている人でしか対応することは出来ません。電気工事士とは、電気について幅広い専門知識を有していることを証明する国家資格です。第一種と第二種と分かれており、それぞれで対応できる作業内容に差が生じます。一般的なブレーカー工事であればどちらの資格でも対応することが可能です。

*更に低圧電気取扱業務特別教育を受けておくとよい

また、特にブレーカー工事の場合には、電気工事士という資格に加えて低圧電気取扱業務特別教育というものを受けている会社へ相談するようにしましょう。この講習を受けていない場合には、活線のブレーカーやスイッチ操作を行うことが出来ないです。そのため、ブレーカーの異変を感じた場合には、電気工事業者を選定する際、ブレーカー工事に対応できる業者であるかどうかを重点的に確認し相談を進めるようにしましょう。

無資格者による工事での危険性

*漏電や感電の危険性が高まる

上記でお伝えしているように、ブレーカーの工事については電気工事士という資格の保有者でしか携わることが出来ません。そのため、無資格者が無理やり工事を行うことは出来ない部分であるという認識を持っておきましょう。無資格者がこうした電気系統の工事を行ってしまうことで、電流の漏電や感電の危険性が高まってしまい、火災や人体へ危険を及ぼしてしまう可能性があるため、資格所有者でなくては行ってはいけないのです。

*罰金の対象になるケースも

無資格者による電気工事を行ってしまった場合には、最悪の場合罰金刑が科せられるケースもあります。自身の危険だけでなく、その建物の全焼や、近隣住宅などへの影響も想定されるため、本当に危険な作業であるという点を認識しておく必要があります。

*電気配線に関連する内容は全て同様の考え方で

また、電気工事士という資格は何もブレーカー工事のみにいえることではありません。電流・電気系統の関連する工事については、基本的に電気工事士を持っている人が行うルールになっています。無資格者が行える範囲は特に限られており、電球や蛍光灯の交換やコンセントのカバー部分の交換などといったように、軽度で簡単な作業でしか自分で行うことが出来ません。自身の安全のために、その建物・周囲のためにも、しっかりとルールを守るようにしましょう。

まとめ

今回はブレーカー工事には資格が必要なのかという点について解説してきました。ブレーカー工事を始めとする、電気配線系が関連する工事では、必ず電気工事士という資格を保有している者でしか対応することが出来ません。これは、ご自身を始め周囲の皆様を守るために欠かせないルールであり、罰則のあるくらいしっかりと定められているものです。その点を認識し、万が一ブレーカーの故障が疑われる場合であったとしても、自身で無理やり交換を検討するのではなく、専門業者である電気工事業者への相談を行うようにしましょう。

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