タコ足配線でコンセントの分岐は危険？電気工事士に任せよう！
こんにちは！福岡県遠賀郡に拠点を置く【電気工事KAMATA】です！当社は福岡市から北九州市を中心にさまざまなエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております。「家電が増えてコンセントの数が足りない」「タコ足配線だとごちゃごちゃしている」「使いたい場所から遠くて不便」など、コンセントが足りなくて困っていることはありませんか？日常生活で、コンセントの数や位置に不満を感じることは少なくないかと思います。しかし、安易にタコ足配線を増やしてしまったり、ご自身で配線に触れることは火災や感電のリスクが高まり大変危険です。そこで今回は、電気工事のプロが安全にコンセントを増やす方法、「コンセントの分岐工事」について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください！
タコ足配線を増やすのはなぜ危険？
・過電流による火災のリスク
一つのコンセントから複数の機器に電気を供給すると、流れる電流が許容量を超えてしまい、配線やプラグが異常な熱を帯びて発火する恐れがあります。特に、消費電力の大きいドライヤーや電子レンジ、ヒーターなどを同時に使うと、危険性が高まります。
・トラッキング現象の発生
長期間コンセントを差しっぱなしにしていると、ホコリや湿気がたまり、プラグの隙間で「トラッキング現象」と呼ばれる発火が起こることがあります。タコ足配線ではコンセントの数が増える分、このリスクも高くなり、気づかないうちに火災の原因となる危険性があります。
・ケーブル等の経年劣化
タコ足配線を続けると、延長コードや電源タップに過度な負荷がかかり、被覆の劣化や断線を引き起こしやすくなります。見た目には分かりにくいですが、内部で熱がこもりやすく、ショートや発煙の原因となります。特に安価な電源タップや長期間使い続けているケーブルは注意が必要です。
コンセントを増やして安全に使用するには？
・電気工事でコンセントを増やす
最も確実で安全なのは、電気工事士に依頼して壁のコンセントを別の場所に増設する方法です。専用回路を増設すれば、家電ごとに電力を分散することができます。
ポイント1｜過電流や火災リスクの大幅な軽減
家電ごとに電力を分散できるため、一つのコンセントに電流が集中するのを防ぎます。これによって、過電流やタコ足配線による火災リスクを大幅に減らせます。
ポイント2｜電力の安定供給
特にエアコンや電子レンジなど消費電力の大きい家電には、この方法が最適と言えるでしょう。消費電力の大きい家電は、専用回路で電源を確保することで、ブレーカーが落ちる心配なく、安定して使用できます。
・渡り配線で分岐させる
既存のコンセントから渡り配線を行い、同じ回路上に新たなコンセントを設ける方法もあります。
ポイント1｜比較的に工事が簡単で費用が抑えられる
渡り配線は、分電盤（ブレーカー）から新たに配線を引く必要がないため、比較的工事が簡単で、費用も抑えやすいのが大きなメリットです。壁の内部で既存の配線から分岐させるため、大がかりな工事にならず、手軽にコンセントを増やすことができます。
ポイント2｜使用できる電力量は元の回路と同じ
使用できる電力量は元の回路と同じです。そのため、使用する機器が多すぎると結局ブレーカーが落ちたり、過負荷になったりする可能性がある点には注意が必要です。元のコンセントの回路にすでに多くの電力が流れている場合、渡り配線で増やしたコンセントでさらに多くの機器を使用すると、回路全体が過負荷になり、ブレーカーが落ちたり、最悪の場合、発熱や火災につながったりする可能性があります。
コンセントを増やすには現地調査が大切！
コンセントを増設・分岐させるには、まずは実際に行いたい場所を専門業者に見てもらう必要があります。現地調査では、主に以下の4つのポイントを確認してもらいましょう。
・コンセントの取り付け希望場所
・既存配線の調査
・コンセントまでの配線ルート
・分電盤のブレーカー容量
コンセントを増設・分岐してもらうためにはまずは上記のポイントや希望する内容を伝えましょう。希望をヒアリングした後に、実際に施工が可能な状態なのかを調査してくれるため、改善したい内容をできるだけ詳しく伝えることがポイントです。ご自身の希望を伝えた上で、専門業者は「配線がどのようになっているのか」や「分岐して新しいコンセントを増設させることができるのか」「取り付け希望場所までの配線ルート」「配線方法」を検討かつ確認してくれます。もし可能であれば、現在の配線状態や劣化状態なども確認してもらうとなお良いと言えるでしょう。
まとめ｜適切な電気工事でコンセントを増やそう！
コンセントが足りないというお悩みは、無理にタコ足配線で解決するのではなく、専門の電気工事業者による工事で安全かつ確実に解消することをおすすめします。安全な工事のためには、電気工事業者による現地調査が必要不可欠です。「希望する設置場所」「既存配線の状況」「分電盤のブレーカー容量」等をプロに確認してもらうことで、最適な工事方法を提案してくれるでしょう。
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