こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。建物で電気機器を安全に使用する上で欠かせない工事の一つとしてアース工事があります。このアース工事、安全対策の為に重要とされていますが、しないとどうなるのでしょうか?アース工事をしなくてはアース線設置が出来ない場合や、アース線取り込み箇所があるにはあるけれど、面倒で設置していないといった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?今回はそんな疑問を解消するべく、アース工事やアース処理をしないとどうなるのかについて解説していきます。

アース工事をしないとどうなるのか
■コードの老朽化や破損で電流が外部に漏れてしまう
アース工事をしないとどうなるかについては、その電気機器を使用し続けるにあたって、破損や老朽化により電流が外部に漏れてしまった際の危険を高めます。電気機器が故障し始めると、そのコンセント箇所に過剰に電流が溜まり始めていきます。この過剰分の電流は、電気機器に逆流をすることで破損の原因になってしまったり、外部に漏れだしてしまうといった危険性に繋がります。アース工事を行っておきさえすれば、過剰に滞っている電流を自然に地面に流していけることになるため、安全な空間に整えることが出来るのです。
■人体への悪影響
アース工事をしないとどうなるかについては、最悪人体への悪影響を及ぼすものになります。滞留してしまった電流は、人体に貫通するほどの威力を持ち合わせています。その漏れ出た電流を手で触ってしまったりすることで体内にながれてしまい、やけどや、心肺停止などの重大なケガのリスクが向上します。
■事故の原因になる
また、滞留した電流がながれる先がないということは、その電子機器の故障にも繋がりますし、火災・感電のリスクを高める行為になります。アース工事を行っておけば、地面に余剰分が流れていけるため、安全かつ故障リスクを減少させた使用方法を継続することが可能になるのです。
アース端子がない場合には
■電気工事でアース工事を行う
アース線の取付を行いたいと思った時に、その設置場所コンセントにアース端子がない場合もあります。そんな時は電気工事業者にアース工事を依頼してみましょう。アース工事を依頼すれば、必要箇所にアース端子のあるコンセントを設置してくれるでしょう。工事には5,000~30,000円程度の費用で施工が完了しますので、できるだけ早めに行っておくことで安全性を高めておきましょう。
■プラグ型漏電防止用タップを活用
また、電気工事によるアース工事を行うことが難しい場合には、プラグ型の漏電防止用タップを活用するといいでしょう。アース線の取り込み端子がプラグに設置されている為、コンセントのような形で使用をすることが出来ます。これを代用することで、万が一に備えた漏電対策を備えていくことが出来るようになります。
まとめ
今回はアース工事を使用しないとどうなるのかについて解説してきました。アース工事を行っておくということは、万が一の際の事故リスクを軽減させられるものです。電気機器は使える分には利便性が高く手放せないものですが、常に危険が隣り合わせであるという点を理解しておきましょう。また、アース工事を行うことが難しい場合には、プラグ型の漏電防止用タップを活用するといいでしょう。自分でもできる安全対策を検討し、長く安全に使用し続けられる環境に整えていきましょう。