こんにちは!福岡市や北九州市を中心に様々なエリアにて電気工事に関するお悩みを解消しております電気工事KAMATAです。お家の様々な場所にあるコンセント。場所によってはアース線を取り込むための端子が同時に設置されている場合があります。このアース端子に電気機器のアース線を設置しようとする場合に、なぜかうまくできない!なんて事象に陥ってしまったことはありませんか?今回はそんなトラブルに対応するための対処法について解説していきます。

アース線が設置できない場合の対処法
■そもそもアース端子がない場合
まず、アース線を設置したいと思っているコンセント場所に、アース端子がない場合には物理的に取り付けることが出来なくなってしまいます。アース線はコンセントに付随しているアース端子という箇所に引き込むことでとりつけることが出来るものですが、そもそもがないのであれば、設置したくてもできません。その場合には、電気工事業者によるアース工事を依頼することでコンセント側の変更工事を行うか、プラグ型の漏電遮断機を使って設置を試みるといいでしょう。
■電気機器側にアース線がない場合
アース線の設置が出来ない理由として、電気機器側にアース線がないから取り付けられないといった場合もあります。この場合では、その電気機器にはアース線が不要である製品で販売されている可能性も高いため、電気機器のメーカーに問合せを行ってみるといいでしょう。アース線がなくとも安全上に問題がない場合であれば、無理にアース線設置をする必要はありません。
■アース線が短い場合
電気機器を設置したい箇所と、アース端子のあるコンセントまでの距離が遠く、物理的に線が届かない場合についても設置が出来ないケースといえるでしょう。その場合には、ケーブル側についているアース線を延長させる必要があります。長いアース線は、家電量販店やホームセンター・ネット通販などで購入することが可能です。その電気機器に適している種類のアース線を選ぶようにしましょう。アース線の交換方法についても、その電気機器の取り扱い説明書に記載がされている為合わせて確認を行っていきましょう。
■アース端子が足りない場合
アース線接続を行いたい電気機器が複数台あることに対し、アース端子が1か所しかない場合にも困ってしまうケースがあるでしょう。この場合は、その1か所のアース端子に複数のアース線を接続してしまって問題ありません。アース端子では1か所に1アースしか設置できないなどのきまりはありませんので、複数本まとめて設置してしまいましょう。
■どうにもならない場合にはビニールテープで絶縁する
アース線をどうにもアース端子に接続させることが出来ない場合には、そのアース線の金属部分が他の物に触れてしまわないようにするためにも、市販の絶縁用ビニールテープを覆いかぶさるようにぐるぐる巻きに貼り付けてしまいましょう。コードに沿った形で巻き付けていくことで完全な絶縁を行っておきます。
まとめ
今回はアース線の取付が出来ない場合について解説してきました。アース線が取り付けられないには理由があるケースが多く、自分が今どんな状況で悩んでしまっているかを明確にすることが重要なポイントになります。なぜできないのかの理由を明確にした上で解決のための対処法を検討していきましょう。